2023年9月のおから味噌レター


こんにちは。本日は中秋の名月ですね。つまり十五夜。お月見団子を用意して、月見といきたいところなので、白玉団子でも作ろうかと思っています。

ところでおからで白玉団子を作ったことはありますか? むぎゅむぎゅとした食感で、水だけで作る白玉とはまた違うおいしさがあります。なので本日は「おから白玉」に「おから味噌で作った甘味噌ダレ」を添えてみようかな、と思っています。(最後にレシピを載せます)

■さて、みなさんのおから味噌はどうですか?

我が家の味噌もすっかり色づいて、ほぼ完成しました!

味噌は常温に置いてある間、ずっと発酵が進みます。
なので、これ以上発酵を進めたくない場合は、冷蔵庫に移動させましょう。
とはいえ冷蔵庫内でもゆっくりと発酵するので、発酵を完全にストップさせたいときは冷凍保存がおすすめです。(食べるときは冷蔵庫に移して、自然解凍してから使いましょう)

■発酵から熟成へ

我が家では、常温で熟成させる予定です。
冷蔵庫内に入りきらないという事情もありますが、常温に置いて発酵を深めていくーーすなわち熟成の楽しみがあるからです。

ちなみに発酵と熟成の違いはご存じですか?

一般に、「発酵」は微生物が繁殖して食品を変化させる過程を、「熟成」は微生物に関係なく食品成分がじっくりと変化していくことをと言うようです。なので発酵が進んで食べられるようになったので、ここから先の味噌は熟成の段階に入るわけですね。

ぜひとも自分このみの味わいに熟成させてみてください。

12-4月にかけて作ったおから味噌ですが、このように全て同じ色合いに仕上がりました。

仕込んだ時期が違うと、仕上がりに差が出ると思っていましたし、カビも発生しやすいのではないかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

ひょっとしたら早く発酵したものと、ゆっくり発酵したものでは差があるかもしれませんが、私の舌では違いを見つけられていません。そのうちじっくりと比べてみたいと思います。

■今後のおから味噌レターについて

そういうわけで、月ごとに掲載していたおから味噌の写真はこれにて終了といたします。来月以降は全味噌をひっくるめて、お役にたつ情報を発信していこうと思います。

■2024年度のおから味噌講座について

そして2024年度のおから味噌づくり教室の予定を立てていこうと思いますので、参加ご希望の方はこちらからの連絡をお待ちください。

ざっくりとなりますが、現段階で以下が決定しています。

12月15日(金)創作カフェ&ダイニング遊にて (小幡豆腐のおからを使用予定)
1月(日程は未定)エディオン倉敷本店にて(かじはら食品のおからを使用予定)
3月(日程は未定)エディオン倉敷本店にて(早瀬豆富のおからを使用予定)

他にもご依頼いただいた施設での開催があったり、これから決まったりするところがあると思いますが、決まったものは随時こちらでお知らせしていきます。

また、呼んでいただければ個人的にワークショップもやっています。お気軽に声をかけてください。(去年やった方は、私からも声をかけますね)

■おから白玉&甘味噌ダレ

豆腐で作る白玉もおいしいですが、私はおから入りの白玉も大好きです。ちなみにおから入りの方がむぎゅむぎゅとした食感があるところが気に入っています。それに甘味噌ダレを添えて、月見に供えてみませんか。

材料 2人分
白玉粉 50g
生おから 30g
水 50ml
おから味噌 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1

作り方

1. ボウルに白玉粉と生おからを入れ、指先で全体をすり合わせながら混ぜる。
2. 水を加え、手で練り混ぜる。生地がぼそぼそするようだったら水を少し加えて混ぜる。
3. 白玉の生地をまん丸に成型する。
4. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら白玉を一気に入れて強火のままゆでる。
5. 白玉が浮かんでから30秒立ってから、冷水にとる。冷水を何度か替え、白玉が冷めたら、ざるにあけて水気を切る。
6. 耐熱容器に味噌・みりん・砂糖を入れ、ふんわりとラップをしたら600Wのレンジで1分加熱して味噌ダレを作る。
7. 白玉に味噌ダレを添えていただきます!

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