豆腐百珍の81番目「真の八杯豆腐」を作りました。豆腐百珍には「真の」という表記のあるメニューが多いので、面白いなぁと思います。 どういう思いで「真の」と付けたのでしょうね。気になります。
材料
絹ごし豆腐1丁、水300cc、酒50cc、醤油50cc、大根おろし1/2カップ分
作り方メモ
水6・酒1の割合で用意した煮汁を鍋に入れたら煮ます。さらに醤油を1足して煮ます。豆腐をお玉ですくって、煮汁に加え、弱火で煮ます。豆腐が煮汁から浮きあがろうとした瞬間に煮汁から上げたものを器に盛り付けて、大根おろしでいただきます。
感想
湯豆腐と違って、なめらかな絹ごし豆腐の表面に、ほどよい醤油味が染みているのが、この品の特徴かな、と思いました。濃すぎず、薄すぎず、ちょうどよい塩梅の醤油味。
豆腐を上げるタイミングも、豆腐全体が温まる瞬間を狙って上げるのがこの品の肝のようです。豆腐がほどよく温まると、柔らかさと甘さが引き出してくれているようです。安い豆腐だったのにも関わらず、おいしく感じました。
個人的には、大根おろしだけだとさっぱりといただけるものの、パンチが足りないので、わさびを足したくなりました。
水と酒を煮る時間、醤油を足した後に煮る時間、豆腐が浮く瞬間など、こんなものでいいのかなぁ、と悩みながら作ったものの、シンプルな調理と材料だったので、大きな失敗することもなく、おいしくいただくことができました。