長くて、葉も大きくて、扱いにくい!! そんな声の多いふき。でも、ほんのりとした苦みとシャクシャクとした歯ごたえに、口にしたとき、フワッと鼻を抜ける香 りはふきならでは! 今を逃すと、しばらく食べられないから、春には手間をかけてでも、食べたい野菜です。
以前、下ごしらえは説明したことがあるので、下ごしらえしたふきは、まず翡翠煮にしてみてください。薄味の煮汁でしっかりと味を含ませると、ふきの上品な味わいを楽しめます。また煮汁の色が薄いので、ふきの透き通るような緑色が、翡翠のようできれいな仕上がりになります。見て、香って、味わう一品です。
材料 2人分
下ごしらえしたふき 3本分
翡翠煮の調味料
水 300ml
薄口醤油 大さじ1と1/2
みりん 大さじ1と1/2
昆布 5cm
鰹節 10g
作り方
1. ふきを塩で板摺してから、下ゆでして、筋を取り除きます。詳しい手順はこちら
2. 鍋に水と昆布を入れ、弱火にかけます。沸騰する直前に昆布を取り出し、少量の差し水をして、温度を下げます。
鰹節を一度に加え、一煮立ちさせたら鰹節を濾します。
3. だし汁に長さを切りそろえたふき、薄口しょうゆ、みりんを入れ、煮立てたら、弱火で15分、沸騰させないように煮ます。
4. 火をとめたらふきをそのまま煮汁につけて、冷ましながら味を含ませます。1時間-1晩ほど浸けて、できあがりです。
おまけ:ふきご飯
細めの茎を小口切りにして、炊き立てごはんに混ぜ込めば、ふきご飯のできあがりです。