シンプルだけど、技が必要な料理がふろふき大根なのではないかと思います。一度上手に作れると、また作ってみようかなと思ってしまう、リピート率の高い料理でもあります。
さて、そんなふろふき大根のコツは、大根の切り方、下ごしらえ、炊き方の3つかと思います。
- 大根は厚めに切って、皮も厚めに切ったら、淵を面取りして煮崩れ防止、さらにバツ印の切込みを入れて味がいきわたりやすくさせます。
- 下ごしらえは、大根に含まれるたっぷりの水分を抜くこと。お米のとぎ汁でゆでたり、蒸し器で蒸したり、といろんな方法がありますが、要は煮汁を含めやすくなるよう水分を抜いとアクを抜くことです。
- たっぷりの濃いめのだしでコトコト。ずっと煮るのではなく、6-8割煮えたら火を止めて冷ましながら味を含ませます。
こうやってまとめると、コツがたくさんあるのですが、きちんとポイントを抑えることで、ほろっと崩れるくらい柔らかで、味が染みたふろふき大根ができます。そうすると、思わず笑みがこぼれて、また作りたくなるのです。ちなみに材料は大根、だし汁のみ。分量は大根の量に応じて、変えてみてください。
作り方
1. 大根を厚めの輪切りにしたら、皮を厚めにむき、面取りをして、表裏にバツ印の切込みを入れます。
2. 大根を蒸し器に並べて30分ほど蒸します。(米のとぎ汁でゆでても◎)
3. 鍋に大根がかぶるくらいの分量の、濃いめのだし汁を取って、大根と合わせて弱火で1時間ゆっくりと煮て、できあがりです。余裕があれば火を止めてしばらく置いておくとさらに味が染みわたります。
くるみ味噌、田楽味噌、ゆず胡椒などを用意して、添えていただきます。だしの味だけなので、添え物がないと、本当に物足りない味になってしまいます。