揚げたなすは、内側はとろりとした果肉で外側はカリッとした食感で、絶品! 上手になすを揚げられればレシピのレパートリーがちょっと広がります。揚げなすだけでもおかずになるし、麻婆なす、カレー、そうめん、うどんにも揚げなすが加わると、ちょっとリッチに。マスターしておきたい技のひとつです。
なすを揚げるとべちゃべちゃになることもありますが、切り方と温度に気を付けてあげればOK。なすは時期によって実の固さが変わるので、それに合わせた切り方に。揚げるときは高温で一気にカラッと揚げるとべたつきません。ちょっとした手間で、なすがグンとおいしくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
なすのおいしい揚げ方
1: 7月~8月始め、出始めで皮の柔らかいなすは縦切りにして、皮に斜めの切れ目を。柔らかいので、あっという間に火が通ります。
8月終わり~9月の皮の厚いなすは輪切りにし、皮をところどころむいて、切り口に格子状の切れ目を入れるとより火が通りやすくなります。
2: なすを塩水に10分ほど浸けてアク抜きをします。こうすることでなすが塩水を吸い、揚げたときに油を吸いすぎることを防ぎます。 水気を切ったら、キッチンペーパーで余計な水分をしっかりふき取っておきます。
3: 170-175度の高温でカラリと揚げます。前半はなすの水分が飛ぶため、たくさん気泡が出てきます。
4: 気泡が出きって、火が通ってくると、縁にきつね色のカリカリができてきます。白い果肉が色づくまで3-5分ほどかけて揚げてあげます。揚げる時間が短いと、油を吸うだけになってしまうので色合いをしっかり見極めてください。