初めて掘り立てのたけのこを手にしたとき、ビロードみたいに滑らかな皮の質感に驚き、しっとりとした質感やどっしりとした重みに素直に感動したものです。が、こんなに大きなものをどうしたらいいのだろうと、途方に暮れたものです。土地柄、たけのこをいただくことが多く、毎年3-5個のたけのこをゆでるようになり、だんだんと慣れてきたところ。たけのこの下ゆでは、慣れだなーと思いました。
たけのこの下ゆで
たけのこはそのままだとひどいえぐみで食べられたものではありません。アクを上手に抜いてくれる成分がたけのこの皮とぬかにあるので、大きな鍋で皮ごとゆでます。ただ、そのままだと火が通りにくいので、頭と胴体に切込みを入れます。
ちなみに、我が家の鍋はそれほど大きくないので、鍋に入らない場合は横半分に切ってしまうこともありますが、それでもアクは抜けます。
たけのこの下ゆで手順
用意するもの: 大きな鍋、ぬか、乾燥した唐辛子を数本(なくても◎)
2: たけのこの頭の部分を斜めに切り落とします。
3: たけのこの表面に縦の切りこみを入れます。
4: 鍋にたけのこ・ぬかひとつかみ・唐辛子を入れて、火にかけます。沸騰したら、弱火にして、根元を箸で刺せるくらい柔らかくなるまでゆでます。目安は1時間前後です。
5: 鍋入りのたけのこをそのまま冷まします。半日ほどでしっかり冷めます。
6: 冷めたらたけのこを取り出し、ぬかをよく洗い流し、皮をむきます。
皮をむくと、残る可食部分が少なくて、驚くかもしれませんが、それでOKです。
保存: むいたたけのこは水に浸けて保存します。タッパーや密閉容器などに水とたけのこを入れて冷蔵庫に入れれば1週間ほど保存できます。水からたけのこが出ていたり、密閉状態が悪いと、すっぱいにおいが発生して、悪くなってしまうので注意してください。調理する前に、悪くなっていないかどうか匂いを確認してみてください。毎日水を取り替えてあげると、長持ちしやすくなります。